
脳卒中の後遺症では、言葉を話したり聞くといった事に障害が残る事があります。よく見られるのが失語症と構音障害で、脳卒中の起こった場所で症状は変化します。特に、脳卒中の症状が左脳に現れた場合は、言語中枢に障害が発生して失語症が見られます。
失語症になると、話したり言葉を理解することができなくなります。失語症には色々な症状があり、自分が話そうと思った単語が出てこなくなったり、相手の話していることが理解きなくなるなど様々です。
相手の話している事をひたすら繰り返したり、頭では理解出来ているのに単語が出てこないので、会話にならなくなってしまうといった状態になります。失語症に対して、構音障害では話す機能に障害が起こっています。舌が上手く回らなくなって話すことができなくなったり、話しているリズムが乱れて、どもったりつっかえたりしてしまします。
失語症も構音障害も話す事に関しては障害がありますが、他の部分には問題がなく、意識もはっきりしているので、上手く話せない事に対する葛藤が生じます。認知障害が発生していない状態であれば、言語に関する事以外は普通に判断する事ができます。
この為、言語に障害があっても、認知症扱いせずにきちんと接していく事が、周囲には求められます。ゆっくり話を聞いたり、ゆっくりしゃべることで、コミュニケーションを上手くとっていきましょう。会話をスムーズに行う為に、絵や写真などを用意したり、身振りなどで上手く伝えていく事が大事です。