
脳卒中では、脳の一部に障害が発生することで、これまで出来ていた事ができなくってしまいます。脳卒中で代表的な障害としては言語障害が多く、脳梗塞でも脳内出血でもよく見られる障害です。
脳卒中による言語障害には、言語を管轄している中枢が損傷して、物や言葉は理解できているのに、言いたい言葉が思い出せなくなったり、単語が突然分からなくなってしまう失語症や、舌やのどが麻痺して発音ができなくなる構音障害が見られます。
失語症は頭では理解しているのに、単語や言葉が突然分からなくなり、周囲とコミュニケーションが取れなくなります。失語症の場合、感覚障害はありますが脳の機能自体には障害がないので、患者は状況を正しく判断することができ、上手く話す事の出来ない自分に相当のジレンマや焦りを感じる辛い障害です。
失語症は自分が話せなくなるだけでなく、周りの言葉も理解できなくなる場合があり、他の事は理解できているのに、単語の意味だけ思い出せなくなるといった症状もあります。この為、脳卒中で失語症になった人は、オウム返しで相手の話した事を繰り返すといった症状がよくみられます。
言語以外にも脳卒中による感覚障害がおこり、視野が狭まくなっていったり、頻繁にめまいを感じる症が見られます。また、脳卒中の症状が重い場合には、意識障害が発生することもあります。脳内出血や脳梗塞のどちらでも重症な場合はみられますが、特に脳梗塞でよく起こるとされています。重症の脳卒中では、意識障害以外に認知障害も発生し、特に脳梗塞に多いとされています。脳梗塞でが、段階的に認知症が進行するのが特徴的です。